聖天様とは、ヒンズー教の神、シヴァ神の息子ガネーシャの事であり象の顔を持ち身体は人間です。夜半、行者以外は一切見てはならない秘仏である聖天様の尊像を円壇上に勧請し、油を７００回掛ける浴油供養を修しています。この秘法は一切の善事が成就し、一切の災禍を滅却する確率の高い修法であり、特に金運向上、良縁成就に御利益があります。ホームページトップの画像は秘仏のシヴァ神であり、十一面観音様の後ろにある厨子の中におられます。秘仏のため、残念ながら写真でしかお見せすることは出来ません。聖天様のおられる所には必ず十一面観音様がおられます。これは聖天様がまだ暴れていたころに身をもって静めた方が十一面様であったからと言われています。

　堂内の右側に安置される薬師如来は、住職が四国八十八ヶ所巡礼の際、四十番札所の本尊薬師如来様の御霊告「これより先に薬師が売りに出されているので必ず買い求めよ。」とのお言葉により、八十八番のお参りを済ませた所で、この薬師如来様に導かれました。そのような大変不思議なお力の如来様です。それ以来、この地で多くの病気の人々に対して加持力を頂いています。