私達が一番忘れてはいけないことは、人生はマイナスから始まっていると言うことです。しかし多くの人々が正しい信仰に出会えるのは生後数年後、数十年先です。それまでの間は生きているだけで、大なり小なり罪をどんどんと積み重ねています。現世だけの罪でなく、前世の罪も持って生まれて来ているので、全員マイナスの状態から信仰を始めています。出来るだけ早く正しい教えに触れ、信仰を始める方が、罪の少ない状態から出発できます。子供の頃から正しい信仰を教えておけば後が楽になります。そしてプラスの状態に早く到達出来て、功徳をどんどん積み重ねましょう。この世で功徳を頂けなくても、あの世で必ず積み立てて頂いています。それは私がはっきりと不思議な体験をしておりますので、皆さんには見え聞こえしなくても疑うのではなく、せっかく御神仏とご縁を頂いているのですから、不動の心を持って信仰を続けて頂きたいと思います。

　「自分の心に悪魔が棲んだ事はどうしたら分かるのですか？」と質問がありましたが、一番のバロメーターは説法も聞きたくなくなります。そんな話は聞きたくないと遊びに行ってしまえば、一時的には楽しく過ごせるでしょう。今まで熱心に信仰されていた方が、段々と説法を聞きたくないと思った時は、その人の心に悪魔が棲み始めたと思って、その人には近付かないで下さい。なぜ近付かない方が良いのか？それは自分の心が、定まらない状態では、楽な道に引っ張られるからです。自分自身が惑わされない心の状態になり、他人をしっかりと導けるように信仰を理解した時、迷っている人々に再び近付いて、その人をまた正しい信仰の船に乗せてあげて下さい。「今迄神様に助けて頂いたでしょ。それを忘れてはいけないし、あなたの因縁もまだマイナスですよ」と教えてあげることが、皆さんが生を受けた仕事でもあり修行です。自分はご神仏から選ばれた人間だと言うことを忘れない様に、一生懸命信仰して出来るだけ多くの人々を導いて下さい。合掌