人類とコンピューター
この数十年で様々な物事が発展し進んで行く中で、電子機器もドンドン進み、中でも私達が日常利用している電話は、あっと言う間に固定電話から携帯に発展して行きました。私はまだガラ携を使用していますが、スマホに変えるのが嫌と言うよりも、また覚えるのに時間を掛けるのが面倒かなと思いますが、鮮明に撮れている写真を見ると、そろそろ変えてみようかなとは思います。つい最近までサンマさんが、まだガラ携を持って居る事に変に安心して居ましたが、ついにスマホに変えられたみたいで、関係ないのに何故か落ち着きません。
科学や医学様々な文明が発展する事は便利で良い事だとは思いますが、それによって昔では考えられなかった犯罪も次々と起こっています。理論物理学者のホーキング博士は、「本当に知的な人工知能が完成したら人類は終わる」とおっしゃっています。本当に知的な人工知能とは、いったいどんなコンピューターなのでしょう。今年の3月世界最強の棋士である、韓国のイ・セドル9段と、人工知能「アルファ碁」の対決は4勝1敗で人間が負けたそうです。
8月には「東京大学医科学研究所附属病院で、山下あや子さん66歳が人工知能で命を救われた」とニュースで流れました。山下さんは急性骨髄白血病と診断され、数ヶ月間治療を受けていましたが、原因不明で容態がドンドン悪化していくばかりでした。そこで人工知能ワトソンで遺伝子変化を分析した結果、わずか10分で二次性白血病と言う別のガンである事が判明しました。ワトソンはすでに医学論文2千万件を読み込み、数多くの遺伝子の変化が絡み合いガンになる事を学習していたのです。山下さんは人工知能の診断のお蔭で抗癌剤を変えて見事に回復して退院されました。2千万件の医学論文の情報から的確に判断する事は医師では絶対に不可能な事です。人類が長年にわたり研究した事をドンドン蓄積して行くと、後29年で人類の知能を超えるであろうと想定されています。今後20年で47%の職業が機械に侵食されるそうです。人々にとって便利なコンピューターが、人類滅亡の危機を招く事になる、とホーキング博士がおっしゃっています。
ここで人間にとって更に大切な事は、目に見えない信仰の世界です。ご神仏の世界や霊界はどんなに人工知能が進み、それを駆使しても絶対にわからない世界です。人間が善業や悪業の微妙な縁によって、生死にかかわり輪廻する事など到底わからないのです。人間にとって最終的に一番大切であり、優れた人工知能によっても犯されないのが信仰の世界です。魂の向上は私達人間によってしかどうする事も出来ない、尊くて不可思議なものです。こんな素晴らしい人工知能にさえも犯されることのない、大切な信仰をもっと見直してしっかりと自分の潜在意識に叩き込み、魂の向上に精進努力致しましょう。
合掌