御神仏のテスト
旧約聖書の中にヨブの伝説というお話があります。ヨブは誰から見ても本当に信仰深くイエス・キリストをあがめていました。もちろん信仰深いだけではなく、努力もし、働き者でした。キリストは天界から見て、本当にこの人間には信仰心があるかを試したのです。ヨブは羊飼いですから、ヨブが持っている大切な羊の上に、雷を落として半分以上殺してしまいました。するとヨブはありがとう半分残してくれた。この半分で食べて行けますと言いました。神様はそれを見て、次にヨブの全身にいっぱいの吹き出物を出し、膿んで痛く、働けない様にしました。しかしヨブはどうしてこうなるのだろう?自分のどこがいけないのだろう?と自分に対して反省はしましたが、信仰心が揺らぐことはありませんでした。神様がヨブの信仰は本物だと認め、その後の人生はうまくいくようになりました。
その時に信仰心のない友達に惑わされ、信仰を辞めてしまっていたら、その後の良い人生はなかったと思います。以前ゴマの時に『神仏に試験問題をもらえない人間になるな』とお不動様に言われたことがあります。御神仏から見られると試練も与えられない、テストを受けるレベルまで達していない人達の方が多いということです。もし人生の中で苦しみや悩みが出来た時、これは、御神仏からのテストかな?と前向きに一生懸命努力すれば、必ずステップアップします。悪い出来事は、チャンスかもしれません。私が御神仏にお仕えする仕事に就くまでは相当な試練がありました。しかしどんなに苦しい試練でも信仰に対して全く疑うことはなかったし、あの世の存在や御神仏の存在を疑ったことも一度もありませんでした。自分の苦労や悩みと信仰は、全く別のものだと考えていましたので、疑う余地がなかったのです。ヨブが思った様に自分は何故次々と苦労が絶えないのか、とは思いました。しかし信仰心が揺らぐことは全くありませんでした。皆さんも人生の最後を全うするまで、色々な苦しいことがあると思いますが、御神仏が試験問題を下さったのだと思い、前向きにプラスの姿勢で努力して頂きたいと思います。
合掌